月利の定義

運用ガイドコラム

月利30%以上になりました!

月利20%にもなりません!

なぜですか?月利25%超えじゃなかったんですか?

同じシステムを運用しているのに、どうして月利に差が出るのですか?

これは気になっている方が大変多い疑問だと思います。

ここで運用資金20万円のAさんと、運用資金40万円のBさんが仮にいたとして解説します。

Aさんは3月1日に20万円をシステムの運用資金として投入しました。

私は20万円を試しに運用してみます!月利30%だと月末26万円になるはずなので、利益の6万円でお買い物をしたいです!

Bさんは40万円を同日に投入しました。

僕は40万円を運用してみます。月利30%だと月末には52万円になるはずなので、12万円の利益を複利でさらに運用するため、引き出さないでおきたいです!

こうして、それぞれシステムをONにするタイミングやロット設定、ポジション設定も全く同じで運用をスタートしました。AさんBさん共に、バージョンFを0.05ロットでON、バージョンVを0.01ロットでONです。

ロット設定やボジション設定の意味がわからない方は以下のページで解説してありますので読んでみてください。

そして、3月31日になりました。AさんBさん共に、バージョンFを0.05ロットでON、バージョンVを0.01ロットでONです。経済指標の発表でOFFにする日も同じタイミングで1ヶ月システムを運用しました。

3月は土日を数えると10日ありました。市場が開いていたのは実質20日でした。

20万円が月利30%でしっかり26万円になりました!嬉しいです!

40万円で6万円の利益です。月利は15%でした。これはなぜですか?

Aさんは月の利率で30%を達成し、利益が6万円です。計算どおりに1ヶ月が終わりました。しかし、Bさんは40万円を投資したのに、20万円投資したAさんと同じ月利6万円です。納得できない様子です。

これはなぜかと言うと、運用額ではなく、ロット数によって利益が変動するためです。もちろん、その月の世界の経済情勢によって月利は変動しますし、システムのONとOFFの日数によっても月利は変動します。しかし、根底にはこのロット数の設定があります。

20万円の資本であれば、ロットはバージョンFが0.05程度からが推奨設定です。バージョンVは0.01からです。

ロットの推奨数値について

弊社推奨の入金額とロット数値は下表のとおりです。レバレッジ888倍のXM証券会社や、1000倍のis6comなどで運用の場合。

金額 バージョンF バージョンV
19万円以下 0.04以下 0.01
20〜44万円 0.05 0.01
45〜69万円 0.1 0.02
70〜94万円 0.15 0.03
95万円〜 0.2 0.04

HoForex証券のプレミアム口座(USD)で運用の場合

金額(USD) バージョンF バージョンV
3499USD以下 0.04以下 0.01
3500〜6999 0.05 0.01
7000〜10499 0.1 0.02
10500〜13999 0.15 0.03
14000〜17499 0.2 0.04
17500〜20999 0.25 0.05
21000〜24499 0.3 0.06
24500〜27999 0.35 0.07
28000〜31499 0.4 0.08
31500〜34999 0.45 0.09
35000〜38499 0.5 0.1
38500〜41999 0.55 0.11
42000〜45499 0.6 0.12
45500〜48999 0.65 0.13
49000〜52499 0.7 0.14
52500〜55999 0.75 0.15
56000〜59499 0.8 0.16
59500〜62999 0.85 0.17
63000〜66499 0.9 0.18
66500〜68999 0.95 0.19
69000〜72499 1.0 0.2
72500〜 以下比例 以下比例

つまり投資金額に対しての利率ではなく、投資金額に対して設定したロット数によって月利が変動するのです。

仮に100万円でもロット設定をこのAさんとBさんと同じく、バージョンFを0.05ロット、バージョンVを0.01ロットにしていた場合、月利は同じく6万円になり、運用額に対する月の利率で表すと6%になります。

仮に10万円でこのAさんとBさんと同じく、バージョンFを0.05ロット、バージョンVを0.01ロットにし、システムを運用した場合、月利は同じく6万円になり、運用額に対する月の利率で表すと60%になります。

これで、月利の定義をご理解いただけたでしょうか?

ロット数によって月利が変動することをご理解いただきましたら、次の疑問が浮かび上がってきます。

なぜ、最低の運用金額が20万円なのですか?

  1. システムには最低いくらくらいを運用資金として出せば良いのでしょうか?
  2. 最低投資額はありますか?
  3. なぜ、推奨の運用額が20万円なのですか?

この3つの趣旨のご質問をされる方々が多くいます。これもよくあるご質問なので、例えを用いて回答いたします。

まずはシステムがどれくらいの証拠金で動くかです。システムは有効証拠金が1000円でもあれば自動売買を始めます。証拠金維持率を計算しながらエントリーしております。

ですが、マイナスのポジションを取ってしまうこともあり、証拠金維持率が下がった時にゼロカットのリスクが出てきます。証拠金維持率とは、iPhone版のMT4アプリだとこの画面で確認ができます。

この証拠金維持率が100%を切るようだと大変危険です。50%を下回るとゼロカットと呼ばれる損切りが強制的に入ります。追証はありません。

3000円の口座開設ボーナスで運用した方

余談ですが、過去に口座開設ボーナスの3000円でシステムを試運転され、5000円近くまで有効証拠金を増やされた方がいました。その後どうなったかと言うと、システムのポジションが5000円以上のドローダウンに陥った時に有効証拠金は全てなくなりました。

もちろん、その時に有効証拠金が10000円でもあれば、ドローダウンから持ち直し、プラスに転じたかもしれません。

ドローダウンとはマイナスのポジションを持った時のマイナス金額のことです。ポジションとは、ここでは取引のことだとご理解ください。

ドローダウンのリスク

それでは、このドローダウンがどれだけ危ないのかを、AさんBさんCさんDさんが4月にシステムを引き続き運用した例を用いて解説します。4月のスタートのそれぞれの残高は以下です。

  • Aさん26万円
  • Bさん46万円
  • Cさん106万円
  • Dさん16万円

4月は英国のEU離脱という世界経済を揺るがす大きな経済問題が発生しました。システムのOFFの通知を無視して4人ともONにしてシステムをフル稼働させ続けました。

4月半ばになり、自動売買システムが予想できない相場変動が起こってしまい、バージョンFを0.05ロット、バージョンVを0.01ロットにしていても、マイナスのポジションが16万円にまで到達してしまいました。4人の中で16万円の有効証拠金だったのは誰でしょうか?

そうです、Dさんは証拠金10万円で始めていたため、3月は月利で60%を到達して一番利率がよく証拠金も増えたのですが、4月のドローダウン時に16万円を超えてしまい、全ての証拠金を失ってしまいました。他の3名はそこから相場が反転して大きな利益を得ることができました。

これが最低の証拠金として、20万円以上を推奨する根拠です。

では、なぜ、最小のロット設定で運用資金を20万円程度としてご案内しているかと申しますと、実はこの自動売買システムが世に登場する前のバックテストの結果があるからです。

バックテストでONとOFFを切り替えずに、2017年からシステムを運用した結果があります。気になる方は、サポートラインに「システムの過去の運用統計結果をください」とメッセージをいただければ、今回、特別に公開いたします。

結果はドル円のバージョンVを0.01ロットで運用したものです。2017年の5月に大きなドローダウンがあり、その金額は160万円以上です。何か大きな経済問題があったものと考えられます。

同年の8月にはマイナス26万円のドローダウンがありました。2018年については11月のみ、XMの取引履歴のデータがバグを起こしており参照できませんでしたが、この月はかなりのプラスでした。

まとめ

以上のことから、バージョンFを0.05ロット、バージョンVを0.01ロットの最小で運用するには、もし仮にONとOFFを忘れてしまっても、20万円の入金でボーナスを8〜9万円程度もらえれば、運用資金が無くなることは年間で1回あるかどうかであると想定しています。20万円程度の証拠金があるとシステムの稼働は安心です。

だからと言って、システムのONとOFFのLINE通知を無視しても大丈夫と言う訳ではありません。ロットの設定については利益と損失に直結するもっとも重要な部分です。システムをご購入された皆様には、運用を開始する前に、しっかりとご理解いただくようにご案内をしております。

運用資金の全額分をこのシステムでプラスにし終わっていない方は、くれぐれも無理なロット設定にせず、システムOFFのLINE通知が来た時はOFFにしていただき、焦らずに運用されてください。

ロット設定については、以下のページより再度ご確認をお願いいたします。

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