HotForex(ホットフォレックス)マイクロ口座とプレミアム口座の各制限解説
自動売買システムをメインで動かしている証券会社、HotForexですが、各口座には制限が設定されております。この制限はうまく活用することで、利益を増やすことにも繋がりますが、制限を理解しないと資金効率も悪くなり、投資しているお金が無駄になります。各口座のスペックについてご説明いたします。
マイクロ口座について
マイクロ口座のレバレッジは1000倍です。最大取引数量が7ロットの制限があります。FXが初めてで、「ロット数」というのが何を意味しているかわからない方や、まずは試しに、と思っている方はマイクロ口座を選択してください。
最大取引量が7ロットの制限とは、7ロット以上になると次の注文が受け付けられなくなることを意味しています。例えば、バージョンVのシステムを0.02ロットに設定していた場合です。表にするとわかりやすくなります。
回数 | ロット数 |
1回目 | 0.02 |
2回目 | 0.04 |
3回目 | 0.08 |
4回目 | 0.16 |
5回目 | 0.32 |
6回目 | 0.64 |
7回目 | 1.28 |
8回目 | 2.56 |
9回目 | 5.12 |
10回目 | 10.24 |
9回目の5.12ロットに到達するときには、1回目から8回目までの注文合計で5.1ロットになるため、9回目が注文できません。
通貨ペアUSDJPY・EURUSD両方が動くと仮定
バージョンVは倍マーチンのシステムであるため、通貨ペアUSDJPY、EURUSDの二つを動かしていると、この7ロットの上限に到達してしまう可能性があります。マーチンの9回目が入らないことで、相場が反発したときに、過去の注文もまとめて決済する予定だったのができなくなる計算です。
バージョンVを0.02ロットにするときの推奨の証拠金は45万円〜60万円前後になります。
金額 | バージョンF | バージョンV |
19万円以下 | 0.04以下 | 0.01 |
20〜44万円 | 0.05 | 0.01 |
45〜69万円 | 0.1 | 0.02 |
70〜94万円 | 0.15 | 0.03 |
95万円〜 | 0.2 | 0.04 |
以上のことから、マイクロ口座は証拠金45万円前後からのスタートでバージョンVのロットが0.02でもかなり厳しい設定だと言えます。この一つ上の70〜94万円のバージョンV0.03はさらにロット数が増えるため、この設定は危険です。
HotForexのマイクロ口座はXMのスタンダード口座と違い、証拠金によるレバレッジ規制は3000万円近くまで大丈夫です。しかし、このように同時注文のロット数に制限が設定されているのが、マイクロ口座であり、少額運用者向けの口座になります。
プレミアム口座について
最近になり、注目さているHotForexのプレミアム口座です。レバレッジは500倍に下がります。
プレミアム口座の大きなメリットは、一回で60ロットまで注文することが可能なことです。同時保有のロット制限は、200ロット程度もあります。
一度に60ロットの注文をできるのであれば、バージョンVは0.2ロット付近まで上げることが可能です。こちらも表にするとわかりやすくなります。
回数 | ロット数 |
1回目 | 0.2 |
2回目 | 0.4 |
3回目 | 0.8 |
4回目 | 1.6 |
5回目 | 3.2 |
6回目 | 6.4 |
7回目 | 12.8 |
8回目 | 25.6 |
9回目 | 51.2 |
10回目 | 102.4 |
10回目の102.4ロットの注文を入れることはできませんが、そもそも100ロット以上を注文することはほとんどありません。バージョンVの0.2ロットは、証拠金400万円〜450万円程度あれば設定できるロット数です。
以上のことから、プレミアム口座はレバレッジが低いけれども、口座には多額の証拠金を入れてロットを高く設定することができます。その反面、レバレッジが500倍まで下がるため、実際に必要な証拠金が倍になり、400万円の証拠金でも半分の200万円で運用しているような状態になることが予測されます。ロット数と資金管理には十分に気をつける必要があります。
まとめ
HotForexのマイクロ口座とプレミアム口座の二つの口座の違いは、ロット数の上限から計算すると、どうしても運用額の上限にも結びつきます。利益率はその月々の世界経済情勢や、ロット数の設定にもよりますが減退してしまうことをご理解ください。個人個人の投資額に応じてプレミアム口座とマイクロ口座を使い分けるのがもっとも良い運用方法です。
レバレッジ500倍のプレミアム口座のレポート結果は、長期間のものがまだ取得できておりません。プレミアム口座で運用される方は、それ相応のリスクも理解の上で運用されてください。実際に現金を投じて、動かしているテスト口座があります。数ヶ月の取引結果が出てからでも遅くありません。
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